歩くのが不安な50代の私が、旅をあきらめないためにJMBサファイア修行をした話
50回搭乗の話ではなく、空港で困らないための準備の話です。
歩くのが不安でも、旅をあきらめたくなかった
私は50代の会社員です。
そして、歩くことに不安があります。
長い距離を歩くのは苦手です。
階段や段差も気になります。
空港の中を移動するだけでも、体力を使います。
「少し急げば間に合う」という場面が、私には簡単ではありません。
それでも私は、2026年1月から3月までの約2か月半で、JMBサファイアを目指す50回搭乗を完走しました。
週末と祝日だけを使いました。
平日は普通に仕事をしていました。
身体の不安を抱えたままの挑戦でした。
この記事は、マイル修行をすすめる話ではありません。
「50回も飛行機に乗りました」という自慢話でもありません。
歩くことに不安がある人が、旅をあきらめないために、どんな準備をすれば不安を少し減らせるのか。
その実体験の記録です。
合言葉は、これです。
不安は消えません。
でも、準備はできます。
人生初の海外旅行が、楽しみより怖かった
私がJMBサファイアを目指した理由は、単にステータスが欲しかったからではありません。
きっかけは、人生初の海外旅行でした。
行き先は、マレーシアのクアラルンプールです。
50代で初めての海外旅行です。
しかも、歩行に不安がある状態での海外です。
楽しみな気持ちはありました。
でも、それ以上に不安がありました。
空港ではどれくらい歩くのか。
チェックインで長く並ぶのか。
保安検査場まで遠いのか。
搭乗口までどれくらい距離があるのか。
現地で疲れすぎないか。
帰りの体力は残るのか。
歩くことに不安がない人にとっては、旅行前の心配は「ちょっとした不安」かもしれません。
でも、歩行に不安がある人にとっては、旅行前から頭の中で何度もシミュレーションが始まります。
どこで休むか。
どこで座るか。
どのタイミングで無理をやめるか。
どこからタクシーに切り替えるか。
もし動けなくなったらどうするか。
旅行は楽しいものです。
でも、準備なしでは怖いものでもあります。
だから私は、JMBサファイアがもたらす安心感に価値を感じました。
JMBサファイアは、私にとって安心を作る手段でした
JMBサファイアには、いろいろな特典があります。
ラウンジを使えること。
優先搭乗ができること。
長い列に並ぶ時間を減らせること。
空港で落ち着いて過ごしやすくなること。
元気な人から見ると、こうした特典は少しぜいたくに見えるかもしれません。
でも、歩行に不安がある私にとっては、かなり現実的な安心材料でした。
ラウンジで座って休める。
優先搭乗で、焦らずに機内へ向かえる。
列に長く並ばずに済む場面が増える。
空港での消耗を少しでも減らせる。
これは、私にとって単なる上級会員の特典ではありませんでした。
旅を楽しむために必要な「余白」を作る手段でした。
旅は、目的地に着けば終わりではありません。
そこまで行く体力が必要です。
現地で動く体力も必要です。
そして、無事に帰ってくる体力も必要です。
そのためには、空港で消耗しすぎないことが大事です。
私にとってJMBサファイア修行は、ステータスを取りに行くというより、これからの旅の不安を減らすための準備でした。
一番きつかったのは、お金ではなく体力でした
今回の修行では、航空券代をかなり抑えることができました。
障がい者割引を活用しました。
貯めていたマイルをeJALポイントに交換して、航空券代に充てました。
全50フライトの航空券総額は約39万円。
実際に財布から出した現金は約25万円台。
1フライトあたりの実質負担は約5,184円でした。
数字だけ見ると、うまくやったように見えると思います。
でも、終わってから一番強く残っているのは、お金のことではありません。
体力のことです。
週末ごとに空港へ行きます。
飛行機に乗ります。
降ります。
また搭乗口へ向かいます。
また乗ります。
また降ります。
これを何度も繰り返します。
想像していた以上に、身体にきました。
特につらかったのは、荷物です。
最初はリュックを使っていました。
両手が空きます。
機内にも持ち込みやすいです。
普通に考えれば、合理的な選択です。
でも、歩行に不安がある私には、このリュックも大きな負担になりました。
数キロの荷物でも、背負ったまま空港内を歩きます。
搭乗時には、狭い通路を進みます。
乗継時間を気にしながら歩きます。
何度も座ります。
何度も立ちます。
これを繰り返しているうちに、身体のバランスが崩れていきました。
そして、右腕に激痛が出ました。
結局、修行の途中で整骨院に駆け込むことになりました。
このとき、痛感しました。
荷物の重さは、体力を削るだけではありません。
身体のバランスそのものを崩します。
旅の準備で見るべきなのは、航空券代やホテル代だけではありません。
荷物の重さ。
空港内の移動距離。
乗継時間。
休める場所。
食事を取れる余裕。
帰宅後の回復時間。
ここまで含めて、旅の計画です。
失敗は「食事」と「休憩」を軽く見たことでした
今回、うまくいったこともあります。
週末と祝日だけで計画を組んだことは、良かったです。
平日に無理を入れなかったので、仕事との両立はできました。
短距離路線を組み合わせたことも、良かったです。
那覇ー石垣。
福岡ー宮崎。
伊丹ー但馬。
こうした路線を使って、回数を積み上げました。
特に但馬空港はコンパクトで、歩行距離が短かったので助かりました。
大きな空港は便利です。
でも、歩行に不安がある人にとっては、大きいこと自体が負担になることがあります。
一方で、失敗もありました。
荷物を軽く見ていたこと。
そして、食事と休憩を軽く見ていたことです。
那覇では、空港食堂に助けられました。
伊丹では、ダイヤモンドカリーでしっかり食べられた日もありました。
でも、福岡ー宮崎のピストンでは、乗継時間がタイトでした。
ゆっくり食事をする余裕がなく、売店のサンドイッチを急いで食べるだけの日もありました。
これが地味にきつかったです。
体力が落ちているときに、ちゃんと食べられない。
座って落ち着く時間がない。
次の搭乗時間だけが迫ってくる。
こういう小さな負担が、あとから身体に効いてきます。
旅の計画では、つい移動ルートや費用に目が行きます。
でも、身体に不安がある人にとっては、「どこで食べるか」「どこで座るか」「どこで休むか」も同じくらい大事です。
むしろ、そこを軽く見ると、旅全体が苦しくなります。
次はAIで、出発前に危ない場所を見える化します
今回の経験をふまえて、次に同じような旅や修行をするなら、私はAIにかなり細かく確認させます。
AIに完璧な答えを求めるわけではありません。
空港の構造は変わります。
店舗の営業時間も変わります。
搭乗口も当日変わることがあります。
だから、AIの答えをそのまま信じるのではありません。
目的は、「出発前に危ない場所を見えるようにすること」です。
コピペ用プロンプト:旅行前に“危ない場所”を見える化する
次に同じような旅や修行をするなら、私は出発前にAIへこう聞きます。
以下は、そのまま使えるプロンプトです。
あなたは、歩行に不安がある人の旅行準備を手伝うアシスタントです。
私は長距離歩行が苦手です。
階段、段差、混雑、立ったまま待つことにも不安があります。
次の旅行計画について、身体への負担が大きくなりそうな場所を洗い出してください。
【旅行内容】
・出発地:
・到着地:
・利用空港:
・利用便:
・乗継の有無:
・旅行日程:
・荷物の量:
・同行者の有無:
【確認してほしいこと】
空港内で歩く距離が長くなりそうな場面
立ったまま待つ時間が長くなりそうな場面
食事や休憩の時間が足りなくなりそうな場面
荷物が身体の負担になりそうな場面
予定を詰め込みすぎている箇所
タクシー、空港サポート、ラウンジ、休憩場所などの代替策
事前に航空会社や公式サイトで確認すべきこと
最後に、
・無理をしないために削るべき予定
・確保したほうがいい休憩時間
・当日しんどくなったときの撤退プラン
をわかりやすくまとめてください。このプロンプトの目的は、完璧な旅行計画を作ることではありません。
「ここで困るかもしれない」
「ここは無理が出るかもしれない」
「ここは事前確認が必要かもしれない」
そういう不安材料を、出発前に見えるようにすることです。
行ってから困るより、行く前に気づけた方がいい。
私は今回の修行で、それを強く感じました。
不安は消えない。でも、準備はできます
今回、50回搭乗を終えて思ったことがあります。
身体に不安がある人に必要なのは、気合いだけではありません。
必要なのは、準備です。
もちろん、「行きたい」という気持ちは大事です。
その気持ちがなければ、そもそも旅には出られません。
でも、気持ちだけで突っ込むと、身体が先に限界を迎えます。
私も、右腕の激痛でそれを思い知りました。
だから、これから旅行に行く人には、こう伝えたいです。
安く行けるか。
効率よく行けるか。
たくさん回れるか。
それも大事です。
でも、それ以上に大事なのは、自分の身体で無理なく帰ってこられるかです。
旅は、行って終わりではありません。
帰ってきて、「疲れたけど、行ってよかった」と思えるところまで含めて、旅です。
私にとって、JMBサファイア修行は単なるマイル修行ではありませんでした。
身体の不安と向き合いながら、自分にとっての「旅の安心」を作る実験でした。
ラウンジを使えること。
優先搭乗できること。
長い列を避けられること。
休める場所があること。
元気な人には、小さな特典に見えるかもしれません。
でも、歩行に不安がある私にとっては、旅を楽しむための大きな安心材料でした。
もちろん、誰にでもJMBサファイア修行をすすめるつもりはありません。
体力をかなり削ります。
安易にはすすめません。
ただ、今回の経験から言えることはあります。
不安があるから、旅をあきらめる。
体力に自信がないから、遠出をやめる。
年齢的にもう遅いから、挑戦しない。
そう決める前に、できる準備はあります。
ルートを調べる。
休憩場所を探す。
荷物を減らす。
空港サポートを確認する。
無理ならタクシーに切り替える。
AIに不安材料を洗い出してもらう。
それだけで、旅の不安がゼロになるわけではありません。
でも、
「絶対に無理かもしれない」から、
「これなら行けるかもしれない」へは近づけます。
私は、その小さな差がとても大きいと思っています。
これからも、歩くことに不安がある人が、外出や旅行の前に少しでも安心できるように、実体験ベースで書いていきます。
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旅の不安は、気合いだけではどうにもなりません。
だからこそ、出発前に確認できることは、先に確認しておきたい。
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tomozoさん、おはようございます。
この記事を拝読し、行動力に脱帽しました。
tomozoさんにしか書けない記事だと思います。この記事にどれだけ多くの人が救われることでしょう。いい記事をありがとうございます。
まさに、移動する人はうまくいく!ですね☺️
いつも行動力が凄いなと思って拝見してます!