雨の日に滑るのが怖い人へ|出発前5分で見る8つのチェック
雨の日の不安は、家で先に減らせる。
雨の日の外出で足元が不安な人へ。
出発前に確認する8つのチェック項目を、そのまま使える形でまとめました。
note版で書いた「濡れたタイルで杖がすべった朝」。あれを、出かける前に家で防ぐためのチェックです。
見るのは、目的地までの「距離」ではありません。
雨の日は、屋根がどこまで続くか。
濡れると滑りやすい路面をどれくらい通るか。
傘で手がふさがっても大丈夫か。
このあたりを家で先に決めておくだけで、当日の不安はかなり減ります。
紙に印刷しても、スマホのメモに貼っても構いません。
出発前の5分、頭のなかを整理する道具として使ってみてください。
※共感編のnote版「雨の日のルートは、距離ではなく『滑る場所の数』で決めてる」の実用編です。
雨の日にチェックする8つの項目
①雨の強い時間
②滑る路面
③屋根のつながり
④傘と手
⑤靴
⑥タクシーの合図
⑦プランB
⑧連絡文
この順に見ていきます。
1. いちばん雨が強い時間を避けられるか
「曇り時々雨」のような言葉だけだと、どのくらい降るのかがつかめない。
気象庁の「雨雲の動き(ナウキャスト)」(いわゆる雨雲レーダー)なら、1時間先までの雨の動きが地図で見られます。
「いちばん強い雨が、何時ごろ、どのあたりを通るのか」がわかると、出る時間をずらす判断もできます。
参考までに、気象庁「雨の強さと降り方」では、1時間あたりの雨量をこう表しています。
・やや強い雨:10mm以上〜20mm未満(ザーザーと降る/地面一面に水たまり)
・強い雨:20mm以上〜30mm未満(どしゃ降り/傘をさしてもぬれる)
・激しい雨:30mm以上〜50mm未満(バケツをひっくり返したよう)
「○mm以上なら自分はタクシー」のような目安を、晴れた日のうちに決めておくと当日に迷いません。
数字は「正解」ではなく、自分の基準づくりの目安として使ってください。
2. ルート上に滑りやすい素材が集まっていないか
雨の日にすべりやすい場所は、だいたい決まった素材で見分けられる。
濡れると滑りやすいと言われている路面を、出発前に拾っておきます。
・駅構内・商業施設前のタイル
・マンホールの鉄蓋、グレーチング(金属の格子)
・横断歩道の白線・路面標示
・駅前広場の点字ブロック
点字ブロックも、雨の日には足元に注意する場所のひとつになります。
もちろん、これは目の不自由な方が安全に歩くための大切な設備です。
だから避けるものとしてではなく、進路をふさがないようにしながら、自分も足元へ気をつける場所として見ています。
地図アプリのストリートビューで、出発点から目的地までを軽くなぞってみる。
これらが集まっている区間を先にチェックしておきます。
※ストリートビューは撮影時期が古いことがあります。最終的な現況は、現地や施設の公式情報で確かめてください。
3. 屋根のある区間をつなげられるか
晴れた日のルートをそのまま使わず、雨の日用に組み直します。
見るのは距離ではなく、屋根の連続性。
・地下街・地下通路でつなげられる区間はあるか
・商業施設の中を通り抜けて短くできる区間はあるか
・駅直結のアーケードや屋根付き歩道はあるか
少し遠回りでも、屋根の下を多く通れるルートのほうが、結果的に消耗が少なくて済む。
そういうことが、よくあります。
駅やモールの中は、地図アプリの「屋内地図(構内図)」で通り抜けられる道を確認できます。
4. 傘で手がふさがっても大丈夫か
雨具を選ぶときは、好みより先に「両手が使えるかどうか」で考える。
・杖や手すりを使う日は、傘で片手がふさがるのが負担になりやすい
・短い距離なら、レインコート+帽子で両手を空ける選択肢もある
・屋根が途切れる区間が長ければ、タクシーで一気に進んでしまうのもあり
「傘以外の選択肢があること」を頭に入れておくだけでも、当日の判断が楽になります。
5. 雨の日用の靴を決めているか
雨の日用の靴を1足だけ決めておくと、出発前の迷いが減ります。
私の場合は、見た目よりも「濡れた床で足が止まりやすいか」を優先。
グリップの効くゴム底だと、雨の日の安心感がだいぶ違ってきます。
玄関で迷うと、その時点で少し疲れます。
だから、雨の日はこの靴と決めておく。
それだけでも、外に出る前の負担が軽くなります。
6. 出先でタクシーに切り替える合図はあるか
タクシーを呼ぶかどうかは、現地に着いてから考えると判断が鈍りがちです。
だから出発前に「この合図が出たらタクシーに切り替える」を、自分のなかで一つ決めておく。
・雨脚が予報より強くなったら
・屋根のない区間が思ったより長く続いたら
・夜の時間帯になって、足元が見えにくくなったら
合図を1〜2つだけでも家で決めておくと、当日はアプリを開く一手で済みます。
7. 延期できない日のプランBがあるか
旅先や予約のある日など、雨でも行かなければいけない場面はあります。
そういう日は、雨が強くなったときのプランBを1つだけ持っておく。
・駅から目的地まで配車アプリでタクシーを呼ぶ
・屋根のある商業施設で少し待って、雨脚が弱まるのを待つ
・屋根のある入口・店内の集合場所を、先に決めておく
「行く/行かない」の二択じゃなく、「行きながら状況に合わせて切り替える」道を1本作っておく。
それが目的です。
8. 行かない判断を伝える文面があるか
雨脚が強くて延期する日のために、相手に送る連絡文をあらかじめ作っておきます。
その場で文面を考えるのは、消耗した日にはとくにこたえるので。
<友人・家族向け>
「今日の雨で足元が不安なので、無理せず予定を変更したいです。直前で申し訳ないのですが、別日にできると助かります。」
<通院・予約向け>
「本日予約している〇〇です。雨で移動が難しいため、予約変更が可能か確認したくご連絡しました。」
テンプレがあれば、日付と理由だけ書き換えて送れる。
※通院を延期してよいかどうかは、ご自身と医療機関の判断で。ここでは「連絡そのものを楽にする」道具として用意しておきます。
AIにそのまま貼れるプロンプト
ChatGPT・Claude・Gemini など、どのAIでも使えます。
{ } の中だけ書き換えてください。
※「連続して歩ける目安」「降水量の目安」は医学的な指標ではなく、自分のなかでの感覚値として書いてください。
※下のプロンプト例にある「3mm」「300m」などの数字は、あくまで著者(私)個人の感覚です。読者ご自身の経験に合わせて書き換えてください。
以下をコピーして、そのままAIに貼り付けて使えます。
▼ ここからコピー
あなたは、雨の日の外出前に「歩く負担」と「足元の不安」を整理するための補助役です。
医療的な判断や安全の断定はせず、私が地図アプリ・施設公式サイト・気象庁の情報を確認するための順番を整理してください。以下の条件をもとに、雨の日のルート選びと、傘・レインコート・タクシー・延期の判断軸を整理してください。
【外出の概要】
出発地: {例: ○○駅}
目的地: {例: △△近くの□□}
出発予定時刻: {例: 平日 13時}
天気予報: {例: 雨、1時間あたり3mm前後の予報}【私の状況】
- 連続して歩ける目安: {例: 10分/500m}
- 杖や手すりを使う: はい / いいえ
- 雨の日に足元が気になる路面: {例: タイル、マンホール、白線、点字ブロック付近など}
- タクシーに切り替える自分の合図: {例: 雨脚が予報より強い、または屋根が300m以上途切れる}
- 延期する自分の合図: {例: 雨脚が強い予報の日、ただし旅先は除く}
- 同行者: {例: いない/友人1名}【相談したいこと】
1. 距離ではなく「屋根の連続性」と「路面の素材」でルートを組む手順
2. 出発地から目的地までで、屋根が途切れそうな区間の見つけ方
3. 傘・レインコート・タクシーをどの基準で使い分けるか
4. タクシーに切り替える合図を決めるときの考え方
5. 延期できない日のプランB(具体的な行動を3つ)実際の施設の屋根の有無・連絡通路の開閉時間・マンホールの位置は推測せず、
「考え方の枠組み」と「どこを地図アプリや公式情報で確認すればよいか」を提示してください。
最終的な確認は、地図アプリのストリートビューと屋内地図、施設の公式サイト、
気象庁の「雨雲の動き(ナウキャスト)」で行う前提です。▲ ここまでコピー
使い方のコツ
このプロンプトをそのままコピペして、AIに貼り付けてみてください。
返ってきた内容に、こんなふうに追加で頼んでいく。
・「同行者がいる日のバージョンで作り直して」
・「夜の時間帯のバージョンで作り直して」
・「旅先で延期できない日のプランBを増やして」
そうやって重ねていくと、だんだん状況ごとの“自分仕様シート”に育っていきます。
ひとつだけ、覚えておきたいこと。AIは実際の路面や屋根の有無までは知りません。
AIには「考える順番」を出してもらう。実際の場所は、ストリートビューや公式情報で確かめる。
この役割分担にしておけば、安心して使えます。
よく行くエリアは、雨の日用のルートをスマホのメモに固定してしまうのもおすすめ。
一度作っておけば、次の雨の日からはメモを開くだけで済みます。
そして、あなたが雨の日に身構える“すべる場所”があれば、コメントや返信で教えてください。
読者のみなさんの実例が、次回以降のいちばんの素材になります。
次回予告
次回は「混んでいるだけで、歩く難易度は上がる」。
混雑時間・イベント・空いている店を確認するAIプロンプトと、混雑回避のチェックリストを公開します。
無料PDFのお知らせ
家で決められることを、家で決めておく。
これまでのシリーズをまとめた「外出前にAIへ聞く10の質問」も、同じ考え方の無料PDFです。
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P.S. いま、ひとつ準備していること。
この記事で配ったようなプロンプトを、毎回貼らなくても済むように
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名前は〈外出前AIアシスタント〉。近いうちに、ここで使い方を紹介します。





