【保存版】AIで「私が行ける店」を探すためのチェックリスト
— 歩行に不安がある人のための、店探し実用編
noteで「AIは『おいしい店』じゃなく、『私が行ける店』を探す杖だった」という記事を書きました。
今回はその実用編です。
店探しでAIに何を聞けばいいか。
Googleマップではどこを見ればいいか。
お店に電話するとき、何をどう聞けばいいか。
そして、最後に何をチェックすれば、安心して家を出られるか。
このあたりを、私が実際にやってる手順のまま、ぜんぶ書きます。
保存しておいて、外食の前にちらっと開いてもらえる、そういう使い方を想定して書きました。
まず確認:杖は「代わりに歩かない」
note でも書いたんですが、私のなかでAIは「杖」なんですよ。
杖って、代わりに歩いてくれるわけじゃない。
入口の段差を消してくれるわけでもないし、混雑した店内を広くしてくれるわけでもない。
最後の一歩は、いつも自分で踏み出すしかない。
でも、踏み出すまでの不安を、ちょっとだけ軽くしてくれる。
これ、AIで店探しをするときも同じです。
Iの答えをそのまま信じない。
最後は自分で確認する。
これが大前提。
特に、入口の段差・エレベーターの有無・トイレの場所。
このへんはネット上にそもそも情報が少ない領域で、AIも推測で答えてくることがあります。
だから、AIで候補を絞ったあとに、Googleマップ・口コミ・電話で裏取りする。
この記事も、その順番で書いていきます。
STEP 1:AIに聞く(詳細版プロンプト)
note記事に載せたプロンプトを、もっと実用に寄せたバージョンです。
予算・人数・時間帯まで入れて、長く使える形にしてあります。
▼ ここからコピー
あなたは、歩行に不安がある人の外出をサポートする調査アシスタントです。
私は長距離歩行が苦手で、階段・段差・混雑・立ったまま待つことに不安があります。
飲食店を探すとき、単に「おいしい店」ではなく、「自分の身体で無理なく行けそうな店」を知りたいです。【探したい場所】
・エリア:
・最寄り駅:
・行きたいジャンル:
・利用したい時間帯:
・人数:
・予算:【私の状況】
・長距離歩行が苦手
・階段はできるだけ避けたい
・入口の段差が不安
・混雑時に立って待つのは避けたい
・店内が狭すぎる場所は不安
・トイレの場所を事前に確認したい
・できれば予約できる店が安心【確認してほしいこと】
1. 駅からの距離と道の複雑さ
2. 階段を使わずに行ける可能性
3. 店舗が1階か、地下・2階以上か
4. エレベーターやスロープの有無
5. 入口の段差
6. 店内の広さ・席の間隔
7. テーブル席の有無
8. 予約の可否
9. 座って待てる可能性
10. トイレが店内かビル共用か
11. 混雑しやすい時間帯
12. Googleマップだけでは判断しにくい不安点【出力形式】
各候補店について、以下の形で整理:
店名:
最寄り駅からの距離:
安心材料:
不安材料:
要確認ポイント:
おすすめ度:
避けたい時間帯:
事前に確認するならこの一文:【注意】
情報が不確かな場合は、推測で断定せず「要確認」と書いてください。
無理が少なそうな順に並べてください。▲ ここまでコピー
このプロンプトのキモは、出力形式に「事前に確認するならこの一文」を入れているところです。
AIに候補を出してもらうだけだと、結局「で、私はどこを電話で聞けばいいの?」となるんですよ。
だから、最初から「電話で聞く一文」まで作ってもらう。
これだけで、店を探す→確認する、までの流れがぐっと短くなります。
STEP 2:Googleマップで裏取りする
AIが3〜5店出してくれたら、次はGoogleマップで一店ずつ確認します。
見るのは、この4つだけ。
外観写真
入口に段差がないか
ドアの前が狭くないか
ビル入口が階段になってないか
料理写真より先に、入口写真を見る。
これだけ守ればいいです。
店内写真 席と席の間隔、通路の広さ、椅子を引いて座るスペースがあるか。
歩行に不安があると、店内での移動も意外と大事なんですよ。
ビルの情報 2階以上ならエレベーターがあるか、地下なら階段のみではないか。
雑居ビルは特に要注意。
ストリートビュー 駅から店までの道が平坦か、人混みか。
徒歩3分でも、人混みがすごい道ならしんどい。
STEP 3:口コミは「キーワード検索」で読む
口コミを上から全部読むのはしんどいので、検索ボックスにキーワードを入れて、
引っかかったものだけ読みます。
私が使うのはこの言葉。
階段 / 段差 / エレベーター / 入口 /
狭い / 広い / カウンター / テーブル /
トイレ / 待ち時間 / 行列 / 混雑 / 予約
特に「階段」「段差」「エレベーター」の3つは必須。
これで何も出てこなければ、それは「問題なし」じゃなくて「情報なし」です。
ここを混同しないのが、けっこう大事。
多くの人にとって段差って気にならないので、口コミに書かれないんですよ。
だから「書いてない=ない」じゃない。
「書いてない=わからない」。
わからないなら、次のステップに進みます。
STEP 4:電話で聞く(文例つき)
不安が残る店は、電話するのが一番早いです。 「こんなこと聞いていいのかな」と思っちゃうかもしれないけど、聞いてから判断したほうが、お店も自分も楽です。
私が実際に使ってる文例を、シーン別に置いておきます。
ざっくり聞きたいとき
お忙しいところすみません。今度伺いたいと思っているのですが、歩行に少し不安があるため、入口や席について確認させてください。
お店の入口に段差はありますか?
また、店内まで階段を使う必要はありますか?
もう少し細かく聞きたいとき
歩行に不安があるため、事前に確認させてください。
お店は1階でしょうか?
入口に段差はありますか?
席までの移動で階段はありますか?
テーブル席は予約できますか?
トイレは店内にありますか?
混雑しにくい時間帯はありますか?
可能な範囲で教えていただけると助かります
予約のときに席をお願いしておく
歩行に不安があるため、できれば入口から近い席や、立ち座りしやすい席だと助かります。
可能であればテーブル席でお願いできますか?
電話で聞くとき、私がいちばん意識してるのは、遠慮しすぎないこと。
最初の頃は「細かいこと聞いてるな…」って自分で思っちゃうんですよ。
でも、行ってから困るより、お店も事前に知ってたほうがありがたいはずなんです。
席の位置を変えてくれたり、入口で声をかけてくれたり、できることが増えるので。
「不安があるので確認させてください」。
この一言を最初に置けば、たいていのお店は丁寧に答えてくれます。
STEP 5:出かける前の最終チェックリスト
ここまでやって、最後に開くのがこれ。
出かける前にスクショしておくと便利です。
【店探し 最終チェックリスト】
□ 駅からの距離と道は無理がないか
□ 階段を避けられそうか
□ 店は1階か、エレベーターで行けるか
□ 入口の段差を確認したか
□ 店内の通路や席の間隔は狭すぎないか
□ テーブル席があるか
□ 予約できるか
□ 立って待つ可能性が低いか
□ 混雑しやすい時間を避けられるか
□ トイレは店内か、階段を使わずに行けるか
□ Googleマップの外観写真を確認したか
□ 口コミで「階段」「段差」「エレベーター」「トイレ」を検索したか
□ 不安が残る点は電話で確認したか
□ 行けなかった場合の代替店を1つ用意したか
このチェックリストで、最後の「代替店を1つ用意したか」、これが地味に効きます。
実際に行ってみたら、思ったより混んでた。
入口が不安だった。
体調的に今日は厳しそうだった。
そういうとき、次の選択肢があるだけで、気持ちが全然ちがうんですよ。
「ここがダメなら、近くのこの店にする」という逃げ道を作っておく。
これだけで、外出のハードルはかなり下がります。
いい店の基準が、変わった
最近、自分のなかで店の基準が変わってきたんですよ。
昔は、「評価が高い店」「有名な店」「その土地らしい店」を優先してました。
今でも気になることは気になる。 でもそれ以上に、
行ったあと、ちゃんと楽しめるか。
ここを考えるようになりました。
着くまでに消耗しすぎないか。
入店時に不安がないか。
座って落ち着けるか。
トイレの心配をしすぎなくて済むか。
帰りの体力が残るか。
ここまで含めて、私にとっての「いい店」です。
味だけじゃない。
雰囲気だけでもない。
口コミの点数だけでもない。
自分の身体で楽しめるか。
これが、いちばん大事な基準になりました。
そして、この基準で店を選ぶための準備を、AIに手伝ってもらってる。
そういう関係になってます。
杖が私の歩行を支えてくれるように、AIは私の店探しを支えてくれる。
代わりに歩いてはくれないけど、踏み出す前の不安を、ちょっとだけ軽くしてくれる。
不安はゼロにはなりません。
でも、準備はできます。
してその準備を、ちょっと楽にしてくれる道具として、AIはかなり使えるなと思ってます。
「おいしそう」だけで選ぶんじゃなく、「自分でも行けそう」まで確認してから選ぶ。
そのための杖として、これからも使っていきます。
次回は、外食の外側の話 — 旅行先のホテル選び・観光ルートの組み立てでAIをどう使ってるか、書こうと思っています。
外出のたびに発生する「行けるかな」を、ひとつずつ準備に変えていく話です。
登録しておいてもらえると、続きが届きます。





